東西におけるたぬきの違いとは?
2024/12/02
そばとうどんには、たぬきときつねの種類があることは有名です。
しかし、たぬきは関東と関西で違いがあります。
では、どんな違いがあるのでしょうか。
そこで今回は、東西におけるたぬきの違いについてご紹介いたします。
東西におけるたぬきの違い
関東におけるたぬき
そもそも、たぬきにはどんな意味があるのでしょうか。
たぬきは、江戸時代の終わりに関東で発祥しました。
かけそばやうどんの具材とした、天かすをたぬきといいます。
なぜ揚げ玉がたぬきになるのかというと、天かすにはタネがありません。
タネを抜くが転じて、たぬきと呼ばれるようになったからだそうです。
まただし汁を含んだ天かすの色がたぬき色だからなど、由来の説は複数あります。
関西におけるたぬき
関東では天かすを入れたそばやうどんをたぬきといいますが、関西では天かす入りのそばやうどんをハイカラと呼びます。
本来であれば捨ててもいい天かすを具にするなんて、関東の人はハイカラだと揶揄したのが由来といわれています。
もしくは使わない天かすをあえてハイカラと名前をつけて、商売に繋げた商売人がいたという説もあります。
ちなみに関西の中でも京都だと、あんかけのきつねうどんをたぬきと呼びます。
きつねのだし汁があんかけになった様子から、たぬきに化けたように見えるという由来です。
まとめ
関東と関西では、たぬきの意味合いが異なります。
同じ名前ですが、出てくるメニューが違うので旅行などで訪れる際はよく確認したほうがいいでしょう。
また、地域による違いを楽しむのも食の醍醐味といえます。
機会があれば、関東と関西それぞれのたぬきを楽しんでみてはいかがでしょうか。