そばに薬味が添えられる理由とそばに合う薬味の種類

そば屋に行くと、そばと一緒にさまざまな薬味が出てきます。
そもそもなぜそばと薬味はセットで考えられているのでしょうか。
今回は、そばに薬味が添えられる理由とそばに合う薬味をご紹介します。

そばに薬味が添えられる理由

そばが日本で食べられるようになった当初は冷たいそばが主流でした。
しかし、江戸時代ということもあり冷蔵保存できなかったため、解毒作用のある薬味を添えていたのが始まりとされています。
現代ではそばのおいしさを引き立てる目的で添えられています。

そばに合う薬味

ネギ

ネギは薬味の定番で、ネギの辛みがそばの味を引き立てています。
温かいそばにも冷たいそばにも合うため、万能な薬味と言えるでしょう。

海苔

海苔はざるそばともりそばを見分けるための印として乗せられていた薬味で、現代ではその他のそばにも添えられています。
海苔の太さによって違った味わいを楽しむことができます。

七味唐辛子

七味唐辛子は温かいそばと相性が良い薬味です。
ピリッとした辛みがアクセントになり、味が引き締まります。

わさび

わさびは冷たいそばに添えられる薬味です。
わさび特有の辛みによって、そばの味が一層引き締まります。
ただし、わさびは熱を加えることで辛みが消えるため注意が必要です。

大根おろし

大根おろしはそばの薬味として古くから使われていました。
冷たいそばに乗せることでサッパリ食べることができます。

まとめ

江戸時代は冷蔵保存できずそばがすぐに傷んでしまうため、解毒作用のある薬味を添えていました。
しかし、現代ではそばのおいしさを引き立てるために添えられています。
そばの薬味として代表的なのが、ネギ・海苔・七味唐辛子・わさび・大根おろしです。
他にもさまざまな薬味があるため、そばと一緒に薬味も味わってみてくださいね。