おでんに使われる薬味の種類
2023/01/14
おでんには歴史があり、昔から愛されている日本料理のひとつです。
ご当地ごとにベースとなるスープの味が異なり、好まれる薬味もさまざまです。
そこで今回は、おでんに使われる薬味の種類をご紹介していきます。
おでんに使われる薬味の種類
からし
からしはおでんの薬味として全国共通ですが、そのきっかけにも歴史があります。
江戸時代、おでんは庶民の間でも食されていたようです。
当時も屋台で売られており、おでん屋の店主が食あたり防止の目的でからしを使ったことが始まりとされています。
現代では便利なチューブの練りがらしがありますが、当時は粉を練り上げて手作りしていました。
からしの風味を味わいたい方は、からし菜種子の粉から手作りしてみるのもおすすめですよ。
味噌ダレ
香川県・愛知県・岐阜県では、味噌ダレが人気です。
香川県では、おでんの薬味に使われる味噌ダレは「からし味噌」と呼ばれています。
おでんの味に合わせて、旨味が濃く甘めの味が特徴です。
また北海道や東北では、生姜入りの味噌ダレを使います。
柚子胡椒
九州では、柚子胡椒が人気です。
柚子胡椒に使用する唐辛子は、大きく分けて青唐辛子と赤唐辛子があります。
さわやかな辛味を楽しみたい方は青唐辛子、熟した辛さを味わいたい方には赤唐辛子が人気です。
マスタード
沖縄のおでんには豚足やソーセージが入っているので、薬味はマスタードが人気です。
からしとマスタードは、原材料に違いがあります。
マスタードは、からし菜種子に調味料を加えているので辛さがマイルドなのが特徴です。
まとめ
おでんに使われる薬味は、ご当地や好みによって違いがあります。
全国的にはからしが最もポピュラーなものの、地域によっては味噌ダレ・柚子胡椒・マスタードなどが主流となっています。
いつもと違った薬味を使って、味を変えて楽しむのもおすすめですよ。